Rite in the Rain CALL FOR FIRE 火力支援要請 防水カード 2枚セット

Rite in the Rain CALL FOR FIRE 火力支援要請 防水カード 2枚セット

全天候型 防水ノート Rite in the Rain と同じ紙を使用した、CALL FOR FIRE 攻撃要請 防水カード 2枚セットです。

Call for Fire Cardは、前線の観測手 (Forward Observer, FO) などが、砲兵や迫撃砲といった間接火力支援を要請するために使用する、標準化された形式のカードです。

米軍では、このRite in the Rain製CALL FOR FIREカードを使用しています。

このカードの最大の目的は、迅速性、正確性、そして明瞭さを確保することです。

戦闘中の極度のストレス下でも、決められた手順とフォーマットに従うことで、誤解の余地をなくし、必要な情報を正確かつ効率的に火力支援部隊 (射撃陣地) へ伝達します。

火力支援要請（Call for Fire）は、標準的に6つの要素で構成され、通常は3回の無線伝送に分けて送られます。カードはこの6要素を順番に記入・伝達できるよう設計されています。

第1伝送 (First Transmission)
最初の伝送で、射撃陣地は誰からの要請で、どのような射撃準備をすべきかを把握します。

1. Observer Identification（観測手の識別）
自分のコールサイン（識別符号）を伝えます。
例: 「H3A, こちら G2B」 ("H3A, this is G2B")

2. Warning Order (予告)
これから要請する下記の射撃の種類を伝えます。
- Adjust Fire: 試射を行い、弾着を修正してから本射（効力射）に移行する場合。
- Fire for Effect (FFE): 試射なしで、即座に効力射を要請する場合。目標位置の精度に自信がある時に使います。
- Suppress: 敵を制圧するための射撃を要請する場合。

第2伝送 (Second Transmission)
3. Target Location (目標位置)
目標の正確な位置を伝えます。最も一般的なのはグリッド座標 (MGRS)です。
例: 「グリッド EN 123 456」 ("Grid EN one two three four five six"）

第3伝送 (Third Transmission)
最後の伝送で、目標の詳細と、どのように攻撃してほしいかを伝えます。

4. Target Description（目標の記述）
- 目標が何かを具体的に説明します。
例: 「塹壕内の歩兵1個小隊」（"One infantry platoon in the open"）

5. Method of Engagement（交戦方法）
- 希望する交戦方法や使用する砲弾の種類を指定します。

- Danger Close: 目標が味方部隊から600m以内にある場合。
射撃陣地に最大限の注意を促すための重要な宣告です。

- 使用砲弾の指定（例：「HE/Q」 - 高性能炸薬弾/瞬発信管）

6. Method of Fire and Control（射撃および統制方法）
射撃のタイミングと統制方法を伝えます。

- At My Command (AMC): 観測手の「撃て」の命令で射撃を開始する。タイミングが重要な場合に用います。

- When Ready: 射撃陣地の準備が整い次第、射撃を開始する。

Call for Fireの手順は、米軍およびNATO軍の射撃支援に関する公式な教範（Field Manuals, Publications）で標準化されています。

このカードはRite in the Rain と同じ紙を使用しているため、雨、汗、オイル/グリス、泥、洗濯、あらゆる悪条件でも耐え、いつでも書き込めるようになっています。

そのため雨に濡れても紙に染み込んだり、よれたり破れたりすることなく、水滴を払うだけでOK。

濡れたコンディションでは鉛筆、Rite in the Rainペン、マーカー、クレヨン、パステルで書き込むことができ、ドライコンディションでは上記に加えて油性ペン、ボールペンを使用することができます。

水性ペンや水性マーカー、万年筆、ゲルペンは使用することができません。

サイズ: 5" x 6" (127 x 152.4 mm)

NSN: 7530-01-693-7346

商品内容: MIST 防水カード X2